3 発達障害とはどう違うの?

 高次脳機能障害は、後天的な脳損傷をきっかけとして、それまで獲得してきた認知能力の一部が低下するもので、脳の器質的変化が見られます。一方発達障害の場合は、現在のところ、認知能力を獲得する前(発達前)からの障害であると考えられています。

 発達障害の方への支援として、その人の苦手な認知機能を工夫により補ったり、環境を調整して生活しやすくしていくことが有効とされていますが、それらは高次脳機能障害のある方への支援でも大変役立ちます。

 

2018年5月8日