京都市高次脳機能障害者支援センターの概要
(京都市地域リハビリテーション推進センターにおける高次脳機能障害者支援の位置づけ等について)
- 1 沿革
- 本市においては、平成25年10月に策定した「京都市におけるリハビリテーション行政の基本方針」に基づき、平成27年4月、旧身体障害者リハビリテーションセンターの機能を再編し、地域リハビリテーションのより一層の推進と新たに取り組む高次脳機能障害者支援に重点を置く地域リハビリテーション推進センターを開設し、引き続き、障害のある市民が地域で快適に生活できる環境づくりと自己実現のできる社会づくりの推進拠点としました。
これを受けて、平成27年7月、「高次脳機能障害専門相談窓口」として、同センター内に「京都市高次脳機能障害者支援センター」を新たに設け、高次脳機能障害のある市民とその家族及び障害福祉サービス事業者等支援者の支援に取り組んでいます。
- 2 位置づけ
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「京都市高次脳機能障害者支援センター」は、国の「高次脳機能障害及びその関連障害に対する支援普及事業」を実施する支援拠点機関として位置づけられています。
<国の「高次脳機能障害及びその関連障害に対する支援普及事業」>この事業は、平成18年度に障害者自立支援法(現在の障害者総合支援法)による「地域生活支援事業」の「専門的な相談支援事業」として整備された事業で、平成22年度までに47都道府県すべてにこの事業を実施する「支援拠点機関」が設置されています。
「支援拠点機関」においては、支援コーディネーターを配置して、①相談支援、②普及・啓発、③研修、④高次脳機能障害支援普及全国連絡協議会等への参加、を行うこととされています。
- 3 実施体制
- 非常勤嘱託の専門医のほか、「支援コーディネーター」として、保健師、看護師、作業療法士及び心理判定員を配置しています。
- 4 支援の基本方針
- 地域の関係機関と連携し、社会復帰のための相談支援、地域の関係機関との調整等を行います。また高次脳機能障害の正しい理解を普及促進するための普及・啓発活動、地域の支援機関への研修等を行い、地域支援ネットワークの構築を目指します。