脳損傷の後、病院での治療やリハビリテーションによって、身体機能や高次脳機能は一定回復します。病院でのリハビリテーションが終わると、もう良くならないのかと不安に感じると思いますが、高次脳機能障害のリハビリテーションは実際の生活に戻ってからが本番です。生活の仕方によって、長期にわたってまだまだ変化していきます。脳に傷があるので、完全に元どおりというわけにはいきませんが、新たに工夫を取り入れながら自分でできることを増やしていく、できることから取り組んで少しずつ生活を広げていくことが、高次脳機能障害のリハビリになります。生活を支え広げていくために各種制度やサービスがあります。上手に活用していきましょう。当センターホームページの「高次脳機能障害とは」にある「支援の流れ」の「発症からのステップ」もご覧ください。