9 子どもが高次脳機能障害と診断されたけど、相談はできるの?

 大人の高次脳機能障害と異なり、子どもの場合は脳の発達途上での脳損傷であることから、その後の発達や環境にともない症状が変化したり、小さい頃は症状が目立たなくても学校で求められる学習や人間関係などが複雑になるとついていけず、症状が目立ってくることがあります。そのため、長期的な視点でみていくことや、子どもの関わる周りの人に子どもの高次脳機能障害の特性を伝え、工夫や対応を調整してもらうことで、失敗経験による自信喪失などの二次的な問題を予防していくことも大切です。

 当センターでは、子どもさんやご家族からの相談を受けて、必要に応じて主治医の先生や学校の先生方とも連携していきます。

2018年5月8日